- 2024/11/22
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今のところ自転車でなんとかやりくりしつつ 踏ん張りながら だましだまし 時には励まし合い時には喧嘩もしながら一人で世界を旅行中です。よかったらpart2 現地情報ややってほしいこと、知りたいことなどありましたらコメントかメールにて受付中!
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これでボゴタの話はいったん最後になるかと思います。
これまた情報ノートからなんですが、日本食屋があってそこの主人がなかなか面白い人だという話だったので行ってみることにしました。
11章 日本食を食べよう
そこは今いるホテルからかなり離れたところにあります。
前にイミグレーションに行った話を書きましたが、そこより離れているので相当な距離です。
しかし今回はバスを使わずに自転車で行きました。
なぜなら酔うから。
この辺はバスとタクシーがたくさん通っているために、歩道のすぐ横まで車が寄せてきて走りづらく、そのうえ動いたり止まったりする動きについて行かないといけません。
自転車が走るには向かないところなのですが、そこをなんとか乗り越え、突然曲がり来る車を避けつつ、情報にあった場所へ到着。
かなり飛ばしましたがそれでも1時間近くかかっていたと思います。
これが入口。
提灯が垂れ下がっていたりしてわかりやすかったです。
ということで、こちら「侍や」にやってきました。
自転車を中に入れさせてもらい、席へ。
しかし日本人らしき人は見当たりません。
フタッフのおばちゃんは見るからにコロンビアの人だしスペイン語しかしゃべらないし、態度もなんだかちょっと感じが悪くて一瞬帰ろうか迷いました。
が、せっかく来たのでこらえます。
メニューの中から照り焼きを注文。
「照り焼き?カツ丼あるけど」
というおばちゃんに
「いや、照り焼きが食べたいから」
と返答。
↑メニュー表がとても凝っています
値段は19000ペソ(950円くらい)と激高!
お財布の中はかなりキツいのですが、
いやでもほら、他の日本食屋はもっと高かったしさ、まあいいんじゃない今
日くらいは
と自分を言い聞かせます。
注文してしばらくすると、扉から日本男性が登場。
この人が例のご主人だそうです。
顔は厳しい感じですが、声はドラゴンボールの界王様のような優しい響きがあり、ひょうきんな人でした。
すごくおしゃべり好きみたいで、こちらがなにも話していないのにほとんど会話が止まりません。
ずっと相手のターン。
話すのが苦手な自分はむしろこういうタイプのほうが助かります。
出された料理はごはんとみそ汁、ほうじ茶。
そして照り焼きというよりも、醤油ベースのステーキといったほうが合っている牛肉の照り焼き。
正直期待していたものと違いました。
しかしごはんとみそ汁とお茶はおいしかったです。
照り焼きの写真を撮るのを忘れた。
それらを食しながら、主人の話に耳を傾けます。
コロンビアとパナマの陸路横断の難しさとそれを最近やり遂げたジャーナリストの話から始まり、本の話、コロンビアの交通事情や情勢、哲学などの話に花を咲かせました。
「政治が適当で酷いし道路の補修も適当」というのは、
こちらでも、それからコスタリカの日本人宿を経営している人の話でもまったく同じでした。
日本書籍がたくさん飾ってあったのでいくつか拝借させてもらいました。
このご主人はとても本好きなようで、本が部屋に有り余りすぎたのでいらないのを店に飾って持っていってもらっているそうです。
こちらもなかなか荷物が多くてそろそろ限界量なのですが、せっかくのチャンスなのでもらっていくことにしました。
こんな感じでとても楽しい時間を過ごすことができました。
またおいで
と言われたので再訪を約束しましたが、距離と店のオープン時間の関係でなかなか行くことができず、結局もう一度訪ねることはありませんでした。
というのも、行こう行こうとは思っていたのですが毎日起きるのが昼過ぎで、午後3時までしか店が開いていないこの店に合わせて行くのが難しかったのです。
夜からも開いているのですが、暗い夜道はさすがに走りたくないのでそれもできず。
ここを出発したあと、おそらく一度ボゴタに戻ってくるので、そのときにまた立ち寄ろうと決めたのでした。
関係ないですが、とある道で竹でできたサックスを売っている人達と出会いました。
リードがサックスのものと同じなので音は完璧にサックスそのもの。
そこで、
自分もオカリナ持ってるよ
と見せたところ、吹いてくれと頼まれました。
吹いて聞かせると、
「ああいいねその曲好きだよ」
と適当に流され、そのあと日本の尺八の音が素晴らしいという話になり、そんな流れでこんなものをプレゼントしてくれました。
帽子の人が鼻筋にかけていた小さな眼鏡の造形物。
わあ。
嬉しいけどどうしようこれ。
潰れちゃいそう…
眼鏡ケースにでも入れておこうか。
そうそう、なんでオカリナを持ち歩いていたかというと、
ここボゴタは路上パフォーマンスをやっている人がとにかくたくさんいるんですね。
彼らを バスカー とか ストリートパフォーマー とか言うらしいんですが、その人達に混じってオカリナ吹いてみようかなと狙っていたのです。
しかし結局最後まで吹くことはありませんでした。
だってすごく怖いんだもの。
前回パナマで吹いて全然ダメだった記憶が蘇り、どうせまたあんな風になるのだろうと考えてしまって吹けないのです。
実際演奏技術はまだまだ未熟なもので、狙うならオカリナという楽器の珍しさ、その珍しい音色で人を惹き付けるしかないのですが、いかんせんバスキング(路上パフォーマンスのことをこう言うらしい)にちょうどいい曲も持ち合わせていない。
そんななので全然自信が持てない上に腕もないわけで、実行にうつすことができなかったわけです。
もっと練習して上達したら、とは思うのですが、
じゃあどのくらいになったらやってもいいのか、そのときまでに旅は終わっているのではないか、
と思うと焦りも感じてしまいます。
関連:
http://feel-the-earth.com/wp/?p=1880
↑バスキングについて書かれた記事です。興味があれば。
「時間と場所が大事」と書かれていますが、それ以前の問題なんですけどー。
侍や
月曜から土曜まで 12:00〜15:00 18:00〜22:30
住所 Carrera 8-A No.124-22
親子丼やカツ丼がとてもおいしいらしいです。
ここホテルアラゴンではあまり日本人に会いません。
それもそのはず、自分の場合は人と話すのが苦手なので室内に籠るか外へ出るかの2択。
wi-fiの感度がよくテレビもある談話室ですが、すすんで行こうとはしません。
本当はかなりの人数が来ては去っているみたいなんですが、こんな生活をしているためにあまり出会えていないんですね。
まあ出会ったところでどうにかなるわけでもなく、お互い「あ、そうですか…」という雰囲気で別れるのが常。
コミュニケーションをとれなくてはこの社会ではやっていけない
そう巷ではささやかれているそうですが、では自分のようなコミュ障はどのように生きたらいいのか。
その前にまずコミュ障と一括りにいってもいくつかのタイプに分かれていまして、、、
おっと、話がそれました。
そんな自分の、人とコミュニケートしない平凡な日常ってやつをダラダラ書いていきます。
8章 ミリタリーショップへいこう
この近くに軍隊や警察のものを売っている店がかたまった地区がある、
と情報ノートにかかれています。
おもしろそうなので行ってみましょう。
ボリバル公園のほど近く、本当にミリタリーショップが密集していました。
ミリタリーショップなんていう、なんというか一般的じゃない店がこんなに並んでいるのは考えたこともなかったので、ちょっと戸惑ってしまいました。
一軒一軒回って見てみます。
置いている商品は
勲章や警察手帳、手錠、迷彩服にドックタグといったものから、
警棒、スタンガン、ペッパースプレー(目つぶしのスプレー)、拳銃、大型のナイフ、メリケンサックといった物騒なものまで取り揃えてあります。
意外なところではクナイが売っていたり、バイアグラがなぜかあったり。
今欲しいのは護身用の道具とナイフ。
ナイフは折りたたみのものを持っていたのですが、どんどんどんどん次から次へと雨で錆びつき開かなくなっていったので、
今度は小さめのシースナイフを購入したいと思っていました。
迷いに迷って買ったのは、一番小さくて安価なペッパースプレーと小型ナイフ。
ナイフは切れ味が悪そうで使い勝手も良くなさそうでしたが、丁度いい大きさで安いものがこれしかなかったので、使ってみたら結構良かったという可能性にかけて買ってみました。
安いということもあり、どちらも不安の残る代物です。
9章 カジノで資金を調達しよう
ボゴタにはたくさんのカジノがあります。
こちらも情報ノートで見たのですが、とあるカジノにはブラックジャックをできるテーブルがあり、そこがとても勝ちやすいとのこと。
「旅の資金をここで稼いではいかが?」
と書かれていたので、これはもう行くしかないと。
賭事運はまったくないのですが、旅費を稼げるなら行くしかないと。
そして行ってみました。
ドキドキしながらテーブルにつき、ディーラーからカードが配られます。
これがね、本っ当につまんないの。
ただカードが配られて、ただチップを置いていく作業。
みんなこれのなにがおもしろくてやってんの?
2500円くらいチップに替え、1ゲーム最低250円でできるのですが、15ゲームくらいで終わってしまいました。
ブラックジャックが2回ほど出たのですが、それ以外はほとんどこちらがオーバーするかディーラーが20を出して負け。
しかもちゃんと英語ができる人がこのカジノにいなくて、全くなに言ってんのかわからない。
どうやらダブルアップを教えてくれようとしていたようでしたが、こっちは理解できないので勝手にチップを2倍取られただけに感じたり、本当に腹が立ちました。
結局すぐに負けて全チップはあっという間に消滅。
こちらもタダでは帰りません。
ブラックジャックを始める前にルールを覚えようと他のテーブルを見学していたんですね。
そうしたら、「邪魔になるからうんたらかんたら」ということであーだこうだとちょっとした騒ぎになり、その後その係員からジュースをおごってもらいました。
2500円のジュースだと思うと非常に高いですが、退屈な思いをして金を払ったと考えるよりはいいでしょう。
それでもその日はずっと不機嫌で、なにもする気が起きませんでした。
今思い出しただけでも腹が煮えくり返ります。
だから自分は勝負事をしてはいけないのです。
小さい頃から負けるのがものすごく嫌いだから。
10章 装備を買い替えよう
ずっと使っていたジーンズがボロボロになっていたのでどうにかしなければと考えていました。
膝と太ももに大きな穴が空いてしまって、どうにもはきづらいのです。
穴は日に日に大きくなります。
服屋でいいのが見つかったのですが、値段が55000ペソ(2750円くらい)
とお高め。
日本円換算すれば安いのですが、今の現状ではかなり高いです。
しかもカジノですったばっかりだし。
それに今のジーンズも、はこうと思えばまだ使えるんですよね。
で、一日考えて、
結局買うことになりました。
日本のリーバイスのアウトレットショップで買った4000円のジーンズ。
かなり気に入っていたジーンズ。
日本でも使っていたので、3年くらいもったのでしょうか。
ここでさよなら。
新しいのは少し小さめで、自転車に乗るときに使えるのかどうかが心配ですが、これからの活躍を期待しています。
他にもコンパクトな釣り竿、縫い糸、お守りのブレスレットを直せるちょうどいい太さの紐が欲しかったのですが、見つかりませんでした。
たぶんどこかにあるのでしょうが、なかなか難しいものです。
以前コロンビア・メデジンのホステルで出会ったフランス人のハーフの女性、マリさんがここに住んでいて博物館で働いているということで、
ボゴタに来た際には中を案内してくれると約束していました。
メールでやりとりし、今日いざ尋ねるときがきたのでその報告をします。
7章 友人に会いにゆこう
自転車で行こうか迷いましたが、置く場所がないかもしれないので歩きでいくことにしました。
盗難予防です。
昼にホテルを出て、途中チュロスを昼食に買いながら、その博物館のあるナシオナル大学を目指します。
いよいよコロンビア滞在の延長を申し込みにいきます。
情報によるとビザの延長をするにはコロンビアを出国する航空券かバスチケットが必要とあります。
ダミーのチケットを作ることもできるそうですが、
今回は!
なななんと!!
チケットなしでの延長に挑戦しようと思っています。
そしてこれまた情報によると、許可されても30日しか延びないらしいとの噂が。
できれば60日は欲しいところですが、まあ延ばせればOKということにします。
さて、どうなることやら。
6章 ビザを延長しよう
前回のパナマでの失敗をいかし、サンダルではなく靴をはいて、下は長ズボン、上はTシャツに念のため長袖の上着もはおっていきます。
情報をメモしたノートを持参し、準備は万端。のはず。
バスに乗ってイミグレーションオフィスのあるオフィス街へ。
そこでも乗車や下車のときに軽いトラブルがあったり酔ってしまったりしました。
ここのイミグレーションはDASと呼ばれているらしいです。
住所はCalle 100 No.11-B 27。
行き過ぎた道を、バス酔いでグラングランする頭をかかえながら歩いてもどり、やっとみつけました。
オフィスは白くて縦長のビルで、予想より小さめでした。
ノートには事情をスペイン語で説明した文章をあらかじめ用意してきました。
昨日英西翻訳サイトで必死に書いてきたんですよね。
なぜ日西翻訳じゃないかというと、日本語とスペイン語は構成的にかけ離れているうえに、おそらく日本語翻訳の開発が進んでいないため精度が格段に落ちるからです。
事情説明の内容は、
今自転車で旅行中で、ベネズエラにむけて走っているのですがちょっと間に合うかどうか疑わしいし、他にもコロンビアで色んなとこ見てまわりたいのと友達に会いに行きたいのでビザを延長できますか?
というもの。
それを警備員さんに見せると快く中へ入れてくれました。
カウンターでも再度そのノートを見せます。
すると紙を渡され、
「これに書けるところ全部書いて、あとパスポートの顔写真のところ1枚と入国スタンプのところ1枚撮ってきてください」
と言われ、言われるがまま近くの店でコピーしてきて紙にはわかるところだけ記入。
もう一度カウンターへ行くと、なにか紙に書いたのち
「2階へ行って下さい」
ここまでで約40分。
2階へ行くと、今度は別のカウンターで話をしながら記入漏れを埋めていきました。
入国カードで書くような内容に加え、現在泊まっているホテルの名前と住所と電話番号やコロンビアで連絡のつく知り合いの電話番号と名前、それから最終学歴など詳しく聞かれました。
ノート持ってきてよかった…
さすがにチェックが厳しいですね。
血液型はAの+なのか−なのかまで聞かれました。
わからないと言うと特になにもなくスルー。
次に別の部屋で顔写真を撮り、指紋と直筆のサインを取りました。
写真は普通のデジカメで拍子抜けでしたが、サインは小さな横長のペンタブレットで書かされちょっと驚き。
久しぶりのペンタブレットだったので、紙で書くほど上手くはいきませんでした。
そしてそれが終わったらカードで料金を払います。
値段は75000ペソくらいだったかな。
・・・高いけどしょうがない。
いや、3500円と考えればまだ安いほうか。
そしてスタンプをもらい、終了。
と、ここまでで約1時間。
もっと何時間もかかってパスポートを預けてスタンプ押されて戻るまでに1週間くらいかかるのかと思っていましたが、すごく早く終わってしまうものなのですね。
スタッフの方々も親切で助かりました。
なにかあったらちょうど同時期に受け付けしていた日本人親子に助けを乞おうと思っていたのですが、その必要もなかったです。
しかもですね。
1ヶ月しか延びないと思っていたビザが、なんと3ヶ月も貰ってしまいました。
4月の終わりまで有効だそうです。
こんなに嬉しいことはない。
それじゃあいろんなとこ回ってやっから待ってろよ! コロンビア!!
と意気込みながら、それとは裏腹にボゴタの滞在はグングン延びていくのでした。
なぜなら明日はコロンビアのメデジンで会った友達に会いにゆくのですから・・・
↑近くのワールドトレードセンターにあったスターバックスコーヒー。久しぶりに見た
↑ホテルの部屋からの景色。見えるのはナントカという有名な丘。名前を忘れた
余談ですが、帰りのバスでも酔ってしまい、この日はかなり具合が悪かったです。