- 2025/04/02
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今のところ自転車でなんとかやりくりしつつ 踏ん張りながら だましだまし 時には励まし合い時には喧嘩もしながら一人で世界を旅行中です。よかったらpart2 現地情報ややってほしいこと、知りたいことなどありましたらコメントかメールにて受付中!
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ホテルを出てパン屋で朝食を摂る。
今日は朝から快晴。
昨日とは打って変わって乾いた涼しい風が吹いている。
タルトを食べながら、早く走りたいと気持ちが急く。
朝食がすんで、それではスタート。
早くこの街を抜けたい。
道路を往来する車もだいぶ少なくなった。
やっと落ち着いて走れると思った矢先、道を横切るように黄色いテープが貼られている箇所に出くわした。
警察が道を見張っている。
ここは封鎖中だから村の方へ回り道をしろ、ということだった。
何があったのか聞いてみると、警官が頭にピストルを模した指を当てて撃つマネをするジェスチャーをした。
自殺か他殺かわからないが、この警官の量ならきっと誰かが殺されたということだろう。
途中で道を間違えそうになりつつ、Cojutepeque(コフテペケ)に到着。
いい宿かキャンプできそうな場所があれば、今日はここに泊まろうかと思っている。
街中へ入る。
↑コフテペケの手前には湖が見下ろせる場所がある
↑湖の左側の映像。ここに住んでいる人はきれいな景色を毎日眺められるんだろうなぁ
たくさんの車が行き交う通りをその流れに沿ってゆっくりと進む。
中央広場に着いたが、ここまでホテルは見当たらなかった。
普通はこれくらい走ったらホテルの1つや2つはあるはずなのだが、ここはホテルがないのだろうか。
小さい町ならないことも珍しくはないのだが、ここは結構大きめのところだ。
疲れたのでカートのアイス屋でアイスを購入。25セント。
この辺のカートアイス屋はアイスにイチゴ風味の練り飴のようなものをかけてくれるようなのだが、この練り飴がとてもおいしい。
むしろ練り飴だけ食べたい。
アイスのほうもおいしいが、練り飴に負けてしまっている。
完全敗北だ。
↑中央へ行く途中で見つけた好みの教会
↑中にスタンドグラスが見える。入ってみたいが格子は閉まっていた
一息ついてから改めて探し始める。
道路を歩いていると、おじさんがこちらに気づいて声をかけてくれた。
通りがけの他のおじさんも巻き込んで、あっちが安いこっちが安い とホテルの場所を数カ所教えてくれた。
しかし行ってみると、今まで見た中で一番汚い部屋がそこにあった。
シャワーもない。
安いし我慢して泊まってもいいが、朝7時に出ないといけないというのが辛い。
早すぎてきっと起きれないのでやめる。
少し外れたところにも1ヶ所あったので行ってみるが、ちょっとだけ高めだった。
ネットも使えるらしいが、時間制限があるらしい。
詳しくは何を言っているのかよくわからなかったので却下。
どこの宿のスタッフもすごく面倒くさそうにしていて、その点も嫌だった。
街を越えて先へ行く。
↑街を抜けると道路が広くなっていて嬉しい
空はどんどん曇ってきていてもうすぐ雨が降りそうだ。
数km走ってモーテルを発見。
値段はここも少し高めだが、スタッフがにこにこしていて優しい。
この先はしばらくホテルはないらしいし、雨の中キャンプはしたくないのでここに泊まることにした。
自転車を部屋の中に入れると、一気に雨が降り出す。
我慢してくれていたかのようだ。
しかしこれから食べ物を買いに行かないといけない。
空の我慢の甲斐も虚しく、結局全身びしょぬれになってしまった。
ここのホテルは快適だったが、次の日の8時半ごろ、寝ているところにドアをノックされた。
昨日チェックアウト時間を聞いたら10時と言っていたのに、あと10$かかるというようなことを言っているようである。
話も通じず面倒だったのでさっさと出て行ってやった。
言葉が通じないというのは、歯がゆい。
頑張って早起きしてチェックアウトの8時までに準備をすませ、サンタテクラを出る。
そこから15kmほどでエルサルバドルの首都、San Salvadorに入る。
ずっとくだり道だったので楽だが、車が多くて走りにくい。
なぜサンサルバドルが近いのにその手前のサンタテクラに泊まったかというと、
朝にサンサルバドルへ入り、その日に街をまわって次の日には脱出しようと思っていたからだ。
サンサルバドルは治安が悪いので有名らしい。
ホテルの室内でのピッキングもよくあるらしいので、あまり長居したくなかったのだ。
↑ここがサンタテクラ
↑ここがサンサルバドル
サンサルバドルは大きいがとても汚い。
都会でよくある汚さだ。
落書きがそこらじゅうにあって地面の敷石やコンクリートも黒ずんでいる。
車が黒い排気ガスをはき散らかす。
大学の間を通り抜けて、中心部近くの西側に位置するバスターミナルへ。
そこの2階のホテルを取った。
値段は20$。
うーん、高いがしょうがないか。
ネットではどこかのバスターミナルのところに12$くらいで泊まれるところがあると書かれていたのだが、ここではなかったようだ。
別の記事とごっちゃになってしまっていたのだった。
しかしエルサルバドルのセントロ東側は治安が悪いと言うし、ここは巨大ショッピングモールの「メトロセントロ」にかなり近い。
カテドラルも、少し離れてはいるが歩いて着ける距離だ。
なにより部屋が広くてホットシャワーも出るし、ネットが快適に使えるのがいい。
要領が大きくヘタすると何十時間もかかるyoutubeの動画をここでアップできたのは大きい。
下がターミナルなので警備の人も何人もいて安心だし、食堂やレストランが数件並んでいるのも便利。
屋根が薄いのか部屋の中がかなり暑いのが玉にきずだが、それでもこのあたりで20$は安い方なのではなかろうか。
↑左上にあるバスマークのところに泊まった。terminal y hotel puerto busと書かれている
看護師も御用達の下にある食堂で昼食をすませ、一度部屋へ戻る。
すると睡魔に襲われ、いつの間にか眠ってしまっていた。
ここ2日間の睡眠不足がたたったのだろう。
起きるとすでに4時。
外は大雨。
時おり雷がなっている。
今日は観光は無理そうだ。
ここにもう一泊することに決め、夕食は下にあるちょっと高いレストランでステーキを注文した。
大きくて柔らかなステーキが6.50$。
これはむしろ激安なのではないだろうか。
日本だったらどんなにがんばっても1000円はしてしまう代物だ。
めっちゃくちゃうまかったので、明日もこのメニューを頼んだほどだ。
せっかくの首都だし、贅沢したっていいよね。
次の日は雨が降りそうな曇り。
降る前に買い物に出かけてしまおう。
中米一の大きさを誇るという「メトロセントロ」に出発。
メトロセントロの場所がこのホテルにかなり近いと知り、喜び勇んで歩いていく。
ちょっと道を間違えながらも到着。
まっすぐ行けば10分か15分で着くくらいの距離だ。
柵に囲まれた大きな建物。
縦に大きいのかと思ったが、実物は横に広く広大な面積の土地を使っている。
いくつもの店をウィンドウショッピングしてみたが、探している物はあまり見つからなかった。
とりあえずナイフをゲット。
しかし折りたたみだ。
シースナイフが欲しかったのだが、またそのうち探すとする。
昨日入れなかったミスタードーナツを外から覗いてみる。
客たちは皆ドーナツではなく料理を食べていた。
こっちのミスドはドーナツよりも料理がメインのようだ。
残念ながら、ここにもアウトドアショップがなかった。
料理をするためのガスカートリッジやその他道具を揃えたいのだが、全然みつからない。
調べてみると、中南米にもガスカートリッジは売っていて手に入りやすいと書かれていた。
探し方が悪いのかもしれない。
これからはちょっと考え方を変えてみよう。
知らなかったのだが、自転車で旅行する人は圧倒的にガソリンストーブを使っているのが多いらしい。
燃料がどこでも手に入るからだ。
しかし自分は下調べの時にその欠点、つまり点火やメンテが面倒で寒い時に点きにくく重い、という話を聞き、それを却下してしまったのだ。
特に重さは重要視していた部分だし、第一ガソリンを持ち歩くのは少し怖い気がする。
やっぱりガソリンストーブにするべきだったかなー、と思ったが、そんな自分にも一つ希望があった。
カナダのホステルで、南米から来たというチャリダーが部屋の中にものすごい量の荷物を広げていたのだが、その中にガスカートリッジがあったのだ。
彼も缶ガス使いか。
しかもそのメーカーがsnow peakのギガパワーだったのだ!
今使っているのがそのsnow peak社製なので本当はそれ専用のストーブなのだが、どこにもないので別の会社の缶を使っている次第です。
本当はダメなんですよね。危ないからって。
で、それを見てきっと南にもガスカートリッジがあるはず、という期待を未だに持っているのです。
彼とはほんのちょっと話しをしただけで、彼の乗っている自転車も見ることはなかった。
だいたい見れたかな、というころで雨が降ってきたので、カフェでフラプチーノを飲んでまったりし、飲み終わったころにはちょうど止んでいた。
ホテルに帰るとまた降り出して、ちょっと休憩。
4時頃に雨は上がり、カテドラルを見に街の中心部へ。
道は人がたくさん歩いていて露店がたくさん並び、混雑している。
カテドラルに着くが、覆面をした数人が文字の書かれた白い幕を広げて入り口を占拠している。
そのまわりには警察とテレビクルー。
マイクを持ったアナウンサーが警察にインタビューをしている。
↑こそっと撮る
貧困について訴えているということしかわからなかったが、とにかく今日はカテドラルには入れないようだった。
けっこう楽しみにしていたのに残念。
目の前の公園で少し座ってあたりを眺め、それから帰っていった。
↑正面からの映像、のはずが木が邪魔でうまく撮れない
↑となりにあった建物と公園の様子
この治安が悪いといわれている都市で、なんと!
なんにも起きませんでした〜。
かなり気をつけていたのもありますが、よくトラブルを起こす自分にしてはすごいことですよこれは。
~~~~~~~~~~
同じスペイン語でも国によって方言があります。
スペインとアメリカ大陸ではもちろん違いが出てきます。
距離が離れていますからね。
たとえばじゃがいもはスペインではpotatas(ポタタス)だけど中米ではpapas(パパス)だし、
tortilla(トルティージャ)といえば中米ではトウモロコシの焼いたパンですがスペインではオムレツのことを言います。
しかし、繋がっている中米の中だけでも方言があるそうで、
国が変わると言葉も変わって伝わらなくなり、苦労しています。
メキシコでは炭酸飲料のことをrefresco(レフレスコ)と言っていましたが、話しによるとエルサルバドルではgaseosas(ガセオサス)またはsoda(ソダ)と呼ぶそうです。
そしてグアテマラではagua(アグア)と言うんだそうです。
では水のことはグアテマラではなんと呼ぶのかというと、agua pura(アグアプラ)と言うんですね。
この「プラ」は最初、プラスチックに入っているからそう呼んでいるのかと思っていましたが、本当はピュアのpuraだったらしいです。
他にも100%ではない果汁ジュースをメキシコではagua fresca(アグアフレスカ)、グアテマラやエルサルバドルではfresco(フレスコ)と呼んでいました。
しかもこれ、その国に合わせて言わないと通じないことがほとんどなので、なんども覚え直さなくてはなりません。
大変です。
余談ですが、スペイン語の"y"や"ll"の音が「ジャ」と「ヤ」の間の音でとても発音しにくく、これも大変です。
ジャでもヤでも通じることは通じるんですけど。
~~~~~~~~~~
朝起きて場所をお借りしたおばちゃんに朝食を注文。
まだ調理器具の火が焚けてないと言われたので、その間に片付けをすることにした。
寝具の整理ができたところでおばちゃんに呼ばれ、店に行ってみるとなんともうご飯が用意してある。
目の前にあるそれは、頼もうと思っていた卵料理だった。
まだ何も言っていないのに。
値段は料理1.50$とコーヒー0.25$だった。
おいしい朝食を済ませテントを片付けた。
タイヤに空気を入れる。
前回サンタアナでパンク修理したと書いたが、別のところにも穴があったらしい。
これだからパンク修理はいやだ。
何度修理しても、塞がってなかったり他に穴があったりすぐにまたパンクしたりで、30分の苦労と2日間取れない手の油汚れが水の泡になってしまうのだ。
もう当分修理してやんないんだかんな!!
自転車に乗るのは好きだが、自転車たちとはこういう嫌がらせをしあうほど仲が悪い。
出発前に空気を入れる日課は結局これからも続くようだ。
儀式と言ってもいいかもしれない。
一緒にスクランブルエッグを食べた男の子に見守られながら出発。
やはり来た時にくだってきたこの坂道は苦しい。
地面がダートというのが特に厳しい。
穴や石にひっかかって自転車がまっすぐ押せないのだ。
しかしタイヤのグリップにはなるので、坂下へと引っ張られる重力への抵抗が生まれ、その点では助かった。
↑湖も見納め
上まで行ったら実は夢でまた押し上げないといけなくなったらどうしよう
と怖いことを考えながらようやく坂の上に到着。
あとはくだって国道に出るだけだ。
国道に出てから飲み物休憩。
店のおばさんと中米スペイン語の方言の話をした。
詳細は上に書いておいた。
Colón(コロン)という町でミスタードーナツを発見。
入ってみたかったのでこの辺にホテルがあれば泊まろうと思ったが、少し戻らないとないと言われたのでここはパス。
先のSanta Tecla(サンタテクラ)へそのまま向かうことにした。
サンタテクラはサンサルバドルのすぐ手前の町だ。
ここコロンを出るといきなり急なのぼり坂に変わる。
本当に長いし、坂の角度もいやらしくもぎりぎりキツいと感じるちょうどいい勾配になっている。
しかも都心に近づいていることもあって車やトラックの量も急激に増え、空気も汚い。
本当に誰だーこの道を作ったのは!!
嫌がらせだろう!
ギアを軽くして立ちこぎしたり、降りて押して歩いたりしながら少しずつ前進していく。
途中でこの黒い空気にうんざりし、輪っかバンダナのbuffを口に巻いてマスクモード。
まわりから見たらものすごく怪しかっただろう。
もしかした「オーゥニンジャ!」と喜んでくれた人もいるかもしれない。
いや、そりゃないわ。
長い長いなんがーいのぼりを抜け、やっと坂のてっぺんに着いたそこがサンタテクラだ。
このままだと怪しまれるのでbuffを頭まで持っていき、普通のバンダナにして街中へ。
何個かホテルを見て回ってみたら、明日の8時までで7$というところがあったので、そこの部屋を取った。
シャワーを浴びて洗濯をし、外へ出かける。
この街の中心である公園へ行ってみた。
50¢のスクラッチくじを売っていたので一つ買ってみた。
50¢当たったようなのでもう一枚もらう。
次のカードははずれ。
どうやら絵柄が3つそろえばカードに書いてある賞金を獲得できるということだったらしい。
立ち食いをしながら歩いていると、道の脇で何組もの人がトランプをやっていた。
7並べをやっている人たちや麻雀のように役を作っていくゲーム、極小のサイコロを転がすゲームをしている人たちもいた。
中には金をかけているところもあるようだ。
ちょっと立ち見してみる。
7並べは8~10を抜かしたショートバージョンらしい。
ここだけは賭け事はしていなさそうだ。
役を作っていくゲームは同じマークの連番か同じ数字をそれぞれ3つずつ揃えていくようだ。
サイコロのほうはよくわからなかったが、
金を積んでサイコロを2つ振り、5,6か6,6が出れば2倍もらえ、1,1が出るか相手が5,6もしくは6,6を出してしまうと掛け金が没収される対戦型のゲーム
というところまではわかった。
やってみたかったがくじや賭け事の運はあまり持っていないので、やらないで見ているだけ。
町には浮浪者もいて治安は良くなさそうだ。
夕方に小さな食堂でご飯を食べる。
クリームチキンが2$。
注文する時に助けてくれたおばさんが「同じテーブルに座っていいよ」と誘ってくれた。
”コンパーニャ”というやつだ。
サンタアナのププタ屋でも言われたので、一般的な言葉なのかもしれない。
同席が好きなのだろうか。
おしゃべり好きということかな。
そうであれば、誘い相手が分不相応である。
彼女が言うには、ここは治安はそう悪くはないらしく、夜の9時までは安全だと言っていた。
それにしても治安の悪い時間が決まっているというのも変な話だ。
暗黙の了解というのだろうか、スリや強盗たちもそういう時間を守っているのだとしたら、
サンタアナのホステルを出る。
オーナーのカルロスさんの話では、次に目指すLago de Coatepeque(ラゴ・デ・コアテペケ、コアテペケ湖)まで自転車で2時間らしい。
↑サンタアナの街中はこんな感じでした
迷わないように国道1号線の大きな道路を辿っていくことにしたので、数日前に来た道をずっと戻り続ける。
ちょっと心配になるくらい戻っているので、まわりの人に確認しながら。
地図上では、いいところで左に曲がることになっているので、通り過ぎないようにしなくてはならない。
案内標識も現れてやっと道がはっきりわかったというところで、腹が減ったので道端にあった食堂に立ち寄った。
ソパ デ レス(牛肉のスープ)をもらう。
これにジュースとトルティージャがついて2$だ。
エルサルバドルの食堂は2$に値段設定されているところが多いみたいだ。
食べていると店員のおばさんがにこやかにこちらへ質問を投げかけてきたので答えた。
アラスカから来たんだよ。10ヶ月くらいかなぁ。そうそう、ニカラグアとパナマの方に行くの。スペイン語はちょっとしか話せないんだ。自転車で。うん、大変だね。サンサルバドルに行くから。んーん、日本。歩くのは好きだよ。
すると斜め向かいに座っていた新聞を熟読中の男性がこちらのお代を払ってくれた。
なんとありがたい。
タダでもてなされるの、エルサルバドルに入ってこれで3度目だぞ!
ここのジュースにはみかんの粒を4倍に大きくしたような形の果肉が入っていた。
色はきれいな透明の黄色。
中に黒い種が入っているのが見える。
これはなんていう果実だろう。
聞いておけばよかった。
とりあえずフェニックスの羽ジュースとでも呼ぶことにして、
とてもおいしかったのでまた飲みたい。
昼ご飯もすんだところで出発。
ロータリーをぐるっと回って左折。
そこからは山道だろうと思っていたが、そんなにたいしたことはなかった。
アップダウンがあるが、下りの方が多かったように感じた。
疲れたので途中で休憩し、オカリナの練習をした。
新譜「コンドルは飛んでいく」は、恰好よく吹こうとすれば難しいが覚えやすい音符配置だ。
装飾音符やトリルがたくさんあるので、やったるぞーという気になる。
おそらく1時間以上費やした休憩を終え、先へ進むとすぐにコアテペケ火山湖への道にぶつかった。
ここから国道を外れ、右に曲がっていけば湖につくはずだ。
ここからはさすがに坂がきつくなるだろう、と思っていたが、ここも思っていたほどではなく、あっさりと進むことができた。
Y字路に当たり左が湖だと看板が言うので、それに従っていく。
その先は急なくだりで地面はガタガタ。
道が非常に悪い。
↑↓降りている最中チラチラっと見え隠れする湖
これは帰りが大変だ、と辟易しながらブレーキをすり減らしていく。
ずいぶんとくだって、湖の岸近くへ辿り着いた。
↑イパラ湖に比べたらとんでもなくでかい
↑湖の岸に沿ってグルっと家が並んでいる
↑きれいに撮れているが、そんなにきれいでもない
体の疲労感を感じながらゆっくり湖を見ていると、横から「15$でボートに乗って回れるぞ」というセールストークが挟まる。
さすがに高いしそんなに興味もないので断り、ホテルを探しにそこを離れた。
キャンプでもいいのだが、一応ね。
いいとこあるかもしれないし。
しかし近くのホテルは高くて無理。
村人たちもあんまりこちらに対していい顔をしていなかったので、今日中に戻って別の町へ行くことにした。
その前に商店で飲み物とアイスを買って休憩。
するとそこの親子とまたまた会話が始まる。
ここに泊まろうと思ってたけどホテルが高いから向こうの町に行こうと思うんだ
ということをなんとか伝えると、2人は
キャンプなら湖畔でできるよ。
と、たまたま通りかかった知り合いらしき男性を案内役に任命。
案内人についていき、さっき湖を見たところの食堂へ。
おばちゃんに話をつけてくれたみたいで、あれよあれよという間にここにキャンプすることになった。
自転車を置き湖を眺めていると、
「10$でクルージングしない?」
しないと答える。
じゃあいくらなら出せるのか、という質問に3$かな、と答えると、じゃあ6$では?それじゃあ・・・・・・
で、5$で乗れるということになった。
5$ならまあいいか、今日あまり金使ってないし、せっかくここにキャンプするんだし。
ということで食堂のおばちゃんに荷物を見てもらってボートで遊覧してきた。
↑せっかくなので写真もいっぱい収めておいた
発進
↑別荘みたいになっているのだろうか?
↑この一番高い山が火山らしい。ちゃんとした町はその麓にあるのではないかと予想
スペイン語圏の人はよく人の物の値段を聞きたがるので、それを真似して「このボートはどれくらいか」と聞いてみたところ、
3400$也!
でも一生ものだからな!