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となりの国

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州都 - 東雲町は地図から消えました


実はここ、アグアドゥルセでは3泊してしまった。
ダラダラ生活を十二分に満喫した。


そして4日目、11時すぎに出発。

次の目的地は東雲町だ。
いや、本当にシノノメという名前ではなく、この町の名前がいつまでたっても覚えられないので便宜上代わりにそう呼んでいる。
本当の名前はPenonome(ペノノメ)。
cocle州の州都だ。


しかし、ここで大きな問題にぶつかった。

地図にその町の表記がないのだ。
道路上にあるはずの丸ポチがどこにもなく、Penonoméの名前だけが彷徨っている。


    ↑本当なら左下のサンティアゴみたいな★と○がくっついたマークがあるはずだった


そのためどこがペノノメなのかわからない。
どのくらいの距離があるのか。
それが重要なのに。



とにかく走ってみることにする。
そこまで遠くはないだろう。





途中入ったレストランで店員さん達と盛り上がり、帰りに店の壁にサインをお願いされた。
マジックペンを手渡される。

壁に目をやると、そこには歴戦の勇者達の名が書き連ねられている。
日に焼けて色が薄くなり、もうほとんど読み取ることはできない。

その上から青い線で英語表記・日本語表記2種類の自分の名前を刻み込んだ。
きっとそのうちこの勇者たちのように消え去ってしまうんだろうな、と少し感傷に浸った。



    ↑この黒い飲み物はfugo de caña(カニャのジュース)。
    カニャがなにか気になって頼んだのだが、どうやらサトウキビのことだったらしい。すごく甘い。ものすごく



    ↑向こうの山に雨雲がかかり紺色になっている。こうなっては雨が降るのは時間の問題だ



ペノノメにはあっけないほどすぐに着いてしまった。
意外と近かったようで助かった。

まわりが突然家だらけになり、背の高い看板にはhotelや黄色いMの文字が掲げられている。


  


ホテルはたくさんあったが、どこも高かった。
軽く30$をオーバーしてくる。

ホテルスタッフに聞き回ると、どうやらもっと先にペンションがあってそこが一番安いらしい。
雨が降る前にそのペンションを見つけることが出来たが、気に入らなかったのでやめて、別のちょっと高い所にした。

部屋を確認させてくれないところは初めてだった。
なぜダメだったのだろう。
理由を聞いても「ダメだから」としか答えなかった。

どちらにしても安くはないし、まあいいことにする。




話は変わるが、
最近は町に着いても見て回ったりせず部屋でくつろぐ日々を送っている。
なんだか外を出歩く気にならないのだ。

なぜだろうかと考えた。
理由はいくつか思い浮かんだ。


1、疲れている

旅行をすると知らぬ間に疲れ、気づかぬうちに倒れてしまうという話をよく目に耳にする。
だからこの旅ではそうならないよう心がけていたのだが、自己管理が足りなかったのだろうか。

・・・いや待てよ。
昨日まで3泊してずっとダラダラしていたのに、疲れてしまっているというのはどういうことだろう。
休み疲れ?
でも今日は走ったし…

ということで却下。


2、飽きてしまった

ノンフィクションの旅小説なんかでは、途中で旅に慣れてしまって何にも興味が湧かなくなるということが大体どの本でも書いている。

それか。
新しい何かが必要なのか。

どちらかというと、今走っているパンアメリカンハイウェイの方に飽きてしまっていた。
高速道路の多くはそうなのだが、道がつまらないのだ。
そう考えると、あの”龍の道”は相当辛かったが、今思い返すと楽しいものだった。
教えてくれたあのアメリカンチャリダーには感謝しなくてはいけない。

旅に新鮮味を感じなくなってきたというのも一理あると思う。

一応、小さなことではあるが新しいことをつねに用意してはいる。
たとえば今ハマっているのはコーヒーの飲み比べだ。
いろんな店でコーヒーを頼み、「ここはうまいここは薄い」と批評するのが楽しい。
おかげでブラックコーヒーもおいしく飲めるようになった。砂糖たくさん入れればね。

あとは旅動画の作成も毎回様々な思いつきやテクニックを取り入れているし、
数日前に動画制作の仕事についていたバックパッカーに作った作品を見てもらったりもした。

それはとてもとても楽しいのだが、これらが旅を楽しむためのリフレッシュになっているかどうかは定かではない。
どっちかというと引きこもり気質を盛り立てている気もする。

ここらで一発、新しい風を吹かせなければいけないだろう。


3、天気が悪い

高校生の頃『風の博物誌』というちょっとばかし小難しい本を趣味で読んだのだが、そこに
「低気圧は人の気持ちを鬱にさせる影響力を持っている」
というようなことが載っていた。
←こんなの

今ここは雨期である。
昼過ぎにはほぼ毎日雨が降る。
そのせいで気分が乗らないのかもしれない。

ちなみに、強風は人を興奮させたり怯えさせる効果があるらしい。
豆知識でした。


4、寝不足

テント泊が多くなってから早起きを意識しているため寝不足になっている。
昼間は頭がボーッとしている。
そしてなぜか夜には覚醒し、つい夜更かししてしまうのだ。

これが一番の元凶だろう。
今も眠いくらいだから。



ロングスリーパーな自分としては、睡眠時間に気を配らないといけないのが大変だ。
気をつけよう。





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髪型U字工事


〜〜〜〜〜

メキシコにいたときの話。

パラパラとスペイン語の辞書をめくっていると、なんとなく

estrellar(エストゥリジャール)

という単語が目につきまして。
英訳を見てみると、
to cover with stars / to become starry
つまり、「満天の星空になる」という意味の動詞だったのです。

なんてロマンチックなんだろうと思いましたね。
日本にはそういう言葉ってないじゃないですか。
「星いっぱいの夜に変わる」という動詞が。
スペイン語、いいじゃないですか。

ちなみに高校生のころは「電話」のスペイン語が好きでした。
"テレフォノ" ってちょっとかわいくないですか?

〜〜〜〜〜


朝になり、テントから這い出す。
時刻は7時30分。

とてつもなく眠い。
しかし早くこのカフェを去らねばならない。
迷惑にならないように。

こちらの姿を見るやギャンギャンと吠えたくる番犬に手を振ってお別れを言う。
昨日一緒に遊んだ。
近づくと舐めてくるし、離れると大声で吠えてくる。
オカリナを吹くと不思議そうな顔でこちらを見る。
よくわからない犬だった。



次の町のAguadulce(アグアドゥルセ)まではそんなに遠くないはずだ。
そこに宿があるという話だったので、今日の目標地点をそこに設定し、到着後あとの予定を定めることにした。



朝の10時30分。
まわりは町の様相を呈してきた。
道路右端で行われている工事が快適な走行の邪魔をする。

町中心部の場所を聞くと、すぐそこだ と言われた。
そこにはホテルが2軒並んでいる。
外から見ると高そうだが、カウンターに聞くと割と安い値段だった。


泊まるにはまだ早すぎる。
いつもなら今から走り出す時間帯だ。

しかしいいホテルがあるなら泊まれる時に泊まっておかねば、
ここはパナマ、安くて設備のいい宿なんてほとんどないぞ

というのが一人会議の有力な意見。
有力というか一人勝ちだった。
一人しかいないけど。


ホテルスタッフにその決議案を提出、そして部屋の鍵とテレビのリモコンが授与された。



壁は汚れているがなかなか悪くない部屋だ。
ホテルの自室でネットができるのなんて久しぶりだ。
ボケテ以来ではないだろうか。

嬉しくなって、日本にいる家族や懐かしのバックパッカーたちにメールを送ってみる。



ところで、今回ここに泊まったのは理由があった。
髪を切るのだ。

そこまで大きな町ではないが、床屋の1個や2個はあるだろう規模だ。
今の状態は、髪を濡らして逆立てるとスーパーサイヤ人になれるほどの長さだった。


    ↑しかも天パでクルンクルンになる



    ↑オールバックでごまかしてもすぐ戻る



    ↑おろすともっさり


いい加減邪魔だったので早く切りたかった。

町の床屋はすぐに発見できた。
かなりぼろぼろで年季が入っている。
日本で見かける古い小さな床屋と中身も外身もまったく一緒。
これくらいのほうが腕が良いだろうくらいに思っていた。


現実は違った。


まずはこれを見てください。



↑わかりにくいかもしれませんが、前髪がUの形になってるんです。
しかも気を許すとピーっと揃うので、中国のおぼっちゃまみたいになってしまうのです。

そしてもみあげは真横に綺麗に剃られている・・・


自分である程度直しましたが、短すぎてそれほど修正は効かず。
学生時代は自身で切っていたときもあった自分でも、さすがに無理でした。

ちくしょう頭上を中途半端に残しやがって〜。
もっと短く整えれば持ち前の直毛でツンツンになってごまかされるのに。



    ↑不満だね!これでも多少マシにはなった。


髪を切るときはもっと大きな町の明るい店で切りましょう。

お目汚し失礼しました。


それにしてもツールナイフのはさみは便利ですね。
ナイフだと切れにくいものってたくさんあるんですよ。

長期の旅行に行くときは、

・はさみ
・缶切り
・栓抜き

は重宝します。
時々すごく助かります。
これマジ。




今回変な写真ばかりだったので、こちらをどうぞ。



アグアドゥルセで食べた昼食。
ご飯の上に野菜やら肉やら煮豆やらが乗っている安料理。
肉がやわらかく、なかなかにうまい。




最近ハマっている酒、B×Jのサングリア(左)。
アルコールが少ないため、酒が強くない自分でも飲みやすい。
エクソティックベリー(右)もあっさりしていておいしかった。


やっぱり飲み物が大好き。
変わった飲み物があったらまた紹介しましょう。

南米のブドウジュースは最高においしいらしいので、今から楽しみです。




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ケチな商売


9月9日
ソナのホテルより。

幅の細い階段を自転車とともに降り、ロビーで荷物をくっつけて10時過ぎに出発。
ここから次の町、サンティアゴまではそんなに遠くないはずだ。

町のパンやでお弁当を購入。
その小さな菓子パン2つと昨日残ったジュースを携えて、残りの”龍の道”を進んでいった。


上下に坂は続くものの、こちらのほうはそれほど辛いものではなかった。
景色もグラデーションの強いグリーン。
なかなかよいではないか。



    ↑こんなステキ写真も撮れてしまう




    ↑美しい曲線を描いて続く坂道




    ↑草原と山と木のバランスがいい。こういう所好きです


さすがに菓子パンだけでは足りず、途中のレストランに寄っていく。
交渉の末、1$で昼食を食べられた。
ケチる癖がついてしまった。

安い。うまい。



    ↑こんなところに信号機があるなんて珍しい。スピード落とせの信号かな



そして気づかぬうちにサンティアゴに入った。
あっという間だった。




町の入り口は花が咲き乱れるところだが、中心部は喧噪としたところだ。
人が多く、高い建物がひしめき合っている。
正直あまり長居したくない。




    ↑カテドラル


許容範囲内の値段の宿を見つけ、泊まる。

雨が降りそうで降らなかった。
雷はバッシャンバッシャン鳴っていたのに。



    ↑日本ではスーパームーンスーパームーン言ってっけど、こっちの月も綺麗だったんだぞ!




本当はここで髪を切ろうと思っていた。
伸び放題でかなり邪魔になっていたのだ。

しかし荷物を抱えて床屋に行くのも嫌だし、もう一泊するのもどうかと思った。
そして、次の町に床屋があることを信じて先を行くことに決定。
本当はすぐにでも切りたかったのだが、ここは一つ、1日くらい我慢しよう。



    ↑朝食を食べた食堂の様子。料理が並べられているので指を指せば注文は完了するが、なにぶん値段がわからないので金銭感覚が問われる


ということで、9月10日。

進むべき道がわからなくなったが、適当に走っていたらどうやらパンアメリカンハイウェイに入ったようだ。





それにしても、あの龍の道と比べてなんと走りやすいことか。
全然起伏がない。
スイスイ行けちゃう。





こりゃ楽だ
と気を許したそのとき!



パンクした・・・



ひどい。
直したばかりなのに。


食堂のサイドを借りて自転車を修理。
「借りて」といっても許可はもらっていない。

人が来るところで自転車を分解していると、興味をもった人たちが集まってくる。
大体何を言っているかわからないが、そこは雰囲気で感じ取りつつ適当に答えながら流す。

そうそう、こっちから来た。向こうへ行くの。うん、へぇ、あっそうなんだー。

ってな感じだ。


タイヤにガラスが刺さっていたようで、それを取り除いて穴を塞ぐ。
道路は龍の道のほうがきれいだったな。

のんびりやっていたら結構時間を食ってしまった。
食堂で水を飲ませてもらい、再スタート。




    ↑整列する木。天気がいいので気持ちがいい



    ↑雲がくっきりはっきりしているまさに夏空


ガソリンスタンドで飲み物を買おうとしたが、高かったのでやめた。
話をそらすためにこの先の道とホテルの情報を聞く。

目指していたSanta Maria(サンタマリア)という村にはホテルはないらしい。
でも道沿いにホテルは点々としているようだ。

そこから数分走ると、後ろから軽トラが走ってきて目の前で止まる。
窓から手を振っている。
なにかと思いのぞいてみると、運転手がジュースをくれた。



ちょうど喉が渇いていた時にくれるなんて、あんた最高だよ!


もらったミックスジュースを飲んでいると、対向車側からさっきの車がクラクションを鳴らしながら戻っていった。
あの運転手はガソリンスタンドにいた人だったようだ。
こちらが飲み物を諦めたのを見て、わざわざ買って追いかけてきてくれたのだろう。

やさしいなぁ。


ここ二日間かなり倹約できているのではないか。
ケチも板についてきたのかも。

まあチャリダーやバックパッカーなんてケチってなんぼの商売だからね。しょうがないよね。



時刻はまだ昼の3時30分。
サンタマリア行きの曲がり角に到着。
そこにあった食堂でアイスを頼んだ。

店員さんと話をしているうちに、今日はここに泊まっていけばいいという流れになった。
2つだけだが部屋があるのだという。
値段は30$。
近くに1軒ホテルがあるが、ものすごく高いのだと言う。

テントがあればタダでもいいと笑顔で言ってくれるおかみさん。

次の町までは25km。
行ける距離だが、暗くなるだろう。
宿が見つけにくいところにあると辛くなる時間帯だ。

ヘタに動くよりはここで泊まるほうがいいかもしれない。



「じゃあ、キャンプで」





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警察に捕まりました。



「朝食ならある!」

ということだったので、キャンプさせてもらった店で注文した。

エンパナーダという、中米の南でよく見られる餃子の形をした揚げスナックみたいなものが3つ出てきた。

中には熱々の鶏肉と餡が入っている。

猫舌の自分はあんまりエンパナーダが好きじゃない。

しかし食うものがないので贅沢は言えない。

朝食を済ませてお礼を言い、出発。

村の中に立ててあった看板には

SONA 18K

の文字があった。

これならすぐに着けそうだ。






ここからもかなりアップダウンがありウンザリさせられた。

昨日の今日なので体が痛い。

右太ももに鋭い痛みがあり、右手の親指から手首にかけて炎症を起こしている。

腱鞘炎になってしまったのだろうか。

あとは全体的に筋肉の痛みを伴ったが、それはそこまで強くはなかった。

おそらく明日か明後日に激しい波がくるのだろう。

筋肉痛が遅く来る利点は、その間に安全な場所へ移れることにある。

今日はソナまで行って早めに休もう。



12時頃には町に着いた。

もうフラフラだ。

人に聞き回って宿を探す。

25$のところが一番安いということだったが、値段に不満がある。

悩んでいると、宿のおばちゃんが2泊なら20$でいいと言ってくれた。

それでも安くはないが、まあいいことにする。

ネットはホテルを出てすぐの公園で国が管理しているwi-fiが飛んでいるらしい。

それとホテルを管理している薬局のwi-fiがぎりぎりロビーにまで届くかもしれないということだった。

一応ロビーでも公園のwi-fiが届いたが、これはyoutubeやniconicoなどの動画サイトが見られないようだ。

薬局のwi-fiはうまく繋がらなかったが、色々試した結果、

端っこのソファーの上の方でPCを壁に押し当てると、回線は重いが制限無く使うことに成功。

パンクの修理をしなくてはならないが、今日は疲れたのでやる気が起きない。

明日にしよう。

脚が痛くて階段の上り下りがつらい。



次の日。

パンク修理はのんびり完了。

町を少しだけブラブラしただけで、あとはゆっくりしていた。

夜に夕食を買いに出かけた。

すべて買い終わってあとは帰るだけというとき、迷彩の制服をきた警官が突然現れ、パスポートを出せと言ってきた。

パスポートはホテルに置いてあったのでそう言うと、なにか騒ぎ立てながら警察署へと連れて行かれた。

なぜだろう。

ホテルはすぐそこなんだからそっちに行けばいいのに。

と思いつつ、なにか言っている警官に困り果てながらついていく。



警察署入り口にはたくさんの警察官がいた。

暇そうだ。

ベンチに座らされる。

英語を話せる人はいないか、とまわりに聞いてみたが皆が皆顔を見合わせるばかりだった。

さっきの警官がなにか騒いでいるがなんと言っているかわからない。

すると英語ができる人がこちらへ来てくれ、少し質問をしてくれた。

しかし例の警官の通訳はなぜかしてくれない。

どうしてパスポートを持ってこなかったの?

と聞かれたが、どうしてと言われても、ちょっと買い物してすぐ戻るつもりだったし、何かあったら困るからだけど・・・

盗まれないようにホテルに預ける観光旅行者もいるし、町の人やホテルの従業員に「危ないから絶対にパスポートは持ち歩くな!」と言われるところもあると聞いているのに、

なんでホテルに置いてきたらダメなのか、こっちが聞きたかった。

ホテルにあるってんだから、ホテルに行きゃいいんじゃねえの

と誰かがあの警官にむかって言う。

そして英語を話せる人に優しく

今からホテルに連れて行くから、そこでパスポートを取りに行ってこの人(別の警官)に見せるんだよ

と説かれた。



人を連行するための警察トラックの荷台に乗り、ホテルへ。

そして自分の部屋へ行き、パスポートを見せる。

その人が読み上げながら、一緒についてきた"あの"警官へ伝えた。

あの警官はパスポートを手に取り、入出国スタンプをじっくり見ている。

付き添いの警官は足をパタパタさせ、立ちながらの貧乏揺すりをしている。

無意味だからさっさと帰りたい、という心の中がありありと読み取れた。

パスポートが戻ってきて何か質問された。

日本語で返答すると、付き添い警官がふっと吹き出していた。

絶対に理解していないであろう迷彩の警官は「よし」みたいな言葉を吐き、

次同じことがあったら捕まえるからな

という捨て台詞をのこして立ち去った。

ふう疲れた。

パナマはこういう厳しい警察官が多い。

パスポートをチェックされたのはこれで3度目か4度目だったと記憶している。

取り締まりを厳しくしていて犯罪が減っているならいいことだ。

が、パナマで強盗に襲われかけたという話も聞いたことがある。

しっかりしてほしいものだ。

それにしても旅行者をこんなにも疑うということは、外国人の犯罪がここでは多いのだろうか。

ふぅん、なるほど。

じゃあドミトリーのホテルに行ったら警戒しないといけないなぁ。





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