- 2024/11/22
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今のところ自転車でなんとかやりくりしつつ 踏ん張りながら だましだまし 時には励まし合い時には喧嘩もしながら一人で世界を旅行中です。よかったらpart2 現地情報ややってほしいこと、知りたいことなどありましたらコメントかメールにて受付中!
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せっかく高いホテルなので、チェックアウトギリギリの1時まで粘る。
そして出立。
しかしグッドタイミングで雨が降ってくる。
この怠けた心に喝を入れられたのだ。
雨は止みそうにないので、バックパックにザックカバーをかけてそのまま出発した。
あと10kmで町に着く。
それまでの辛抱だ。
雨はひどくなる一方であり、道も都会のハイウェイであるので車通りが激しく走りづらい。
しかも上りがきつい。
数km走るが、これ以上濡れたら荷物がぐっちょぐちょになって大変だ。
そこで、パナマ以来見かけなかった屋根つきのバス停で雨がおちつくまで休憩することにした。
最近オカリナを吹いていなかったのでその反動でものすごく触りたい衝動に駆られ、人前はばからず地面に座り込みオカリナを吹いた。
約1時間後、小振りになったので一気にスタート。
しかし腹が減って力が出ない。
近くに見えた中華料理屋でチャーハンを頼む。
漫画のような山盛りのチャーハンを平らげ、店員に道を尋ねる。
どうやらお目当てのホステルはもうすぐのようだ。
車をかいくぐり、よくわからん交通ルールを作り出す複雑な道路を横切り、
道を聞きながらようやく辿り着いたメトロという名の電車の駅”スーラメリカーナ”。
ここのそば、徒歩3分圏内にそのホステルはあるらしい。
それでは探しましょう。
10分後、
見つからない。
30分後、
見つからない。
駅から出ている全方向の道を走ったが全く見つからない。
どうなっているのだろう。
情報が間違えていたのだろうか。
今度はまわりに聞きながら探す。
最後は休憩中の警察の人が教えてくれ、そこは見つかった。
とってもわかりずらいよ!
ネットには簡単に見つかるみたいなことが書かれていたけど、全然簡単じゃないからね!
ここでちゃんとお教えします。
「オスタルメデジン」の場所を。
まず駅からして違いました。
スーラメリカーナの隣の「エスタディオ」という駅のそばです。
駅に向かって左側の道を渡りごちゃごちゃした商店街のほうへ進みます。
そして1本目の細い道を左に入ります。
その先の2つ目のT字路を右に。目印として角に小さな商店があります。
すると50mくらいで右手に見えます。
ホステルの入口。
看板は色あせていて見えにくいです。
さて、このホステルですが、値上がりしたようでドミトリーが22000ペソ(1100円、ちなみに20ペソ=1円で計算しているので実際はもう少し安いらしいです)。
ここは日本人宿ではないですが、入ったときにはすでに日本人が4人、それから増えていって一番多いときで8人泊まっていたこともありました。
なぜ日本人が多いのかというと、ここの店主のクラウディアさんがさおりさん(仮、正しい名前を忘れてしまいましたがそんな名前だったかと思います)と友達だからだということでした。
ある日さおりさんと彼氏が2人バイクで来て、さおりさんだけここに3ヶ月残ったそうです。
そのときに日本語の専用パンフレットを作ったり色々手伝ったらしく、彼女が出て行ってからもメールやネットでここの宣伝をしてくれたそうで、そのおかげで日本人が増えたそうです。
日本人が多いので、日本語で書かれた本もたくさん。
しかしほとんどが自己啓発の本です。
なぜ・・・
数日後、ここで南京虫が出ると大騒ぎになったので、来る人は注意したほうがいいかと思います。
ここでの生活は次の投稿から書いていきます。
連投します。
前回のつづきから。
スープをおいしくいただいたあとはそのまま一気に道をくだる。
丘をくだり切り、前回の写真で見えた谷間に着くと道路が一気に広くなる。
6車線くらいに広がった。
↑ボーダーの草はら
↑一目で都会へ続いている道だとわかる大きさだ
看板にはメデジンまであと12kmの文字が。
だいたい1時間くらいで到着してしまう距離だ。
じつは今日はまだメデジンまで着く予定ではなかった。
しかし予想外のくだりで一気に距離を詰められたようだ。
心の準備ができていないため、なんだか今日はメデジンに着きたくない気持ちで一杯になった。
大きな町というものはとても面倒なのだ。
今日は手前で泊まるかな、と考えながら走る。
道の途中、なにかをコネコネしている光景を発見。
気になったので止まってみる。
こちらの伝統的なお菓子らしい。
写真を撮ってブログに載せるからには味を知らなくてはならないだろう。
買ってみた。
↑木の棒を引っ張るとこのままスポッとカップから抜ける
もぐもぐ。
うん。
食感はマシュマロに似ている。
味は黒糖のよう。
黒糖のカルメ焼きという感じの味だ。
割とおいしい。
これは次の日にホステルで聞いた話なのだが、
この”melcoche”(メルコチェ)というお菓子はこの辺の山岳部でしか作られていないらしい。
作り方を子孫たちに伝えている伝統的なものなのだが、その担い手が次第に減少しているのだという。
これに入っている黒糖のような味の元はpanela(パネーラ)というもので、これはコロンビアではおなじみのものだそうだ。
ソウルフードといってもいいのかもしれない。
そう言われればカルタヘナに入ってからずっと、砂糖のような茶色い塊をよく目にした。
コロンビア人が山に登ったりするときにはこのパネーラを数切れ持っていき、疲れたときのエネルギー源にするという。
また、場所によってはコーヒーに入れたり料理に入れたり様々な使い方をするのだそうな。
以前飲んだポニーマルタというすごく甘いコーラにも、もしかしたらこれが入っているのかもしれない。
密集した町が見えてきた。
あれがメデジンだろうか。
それともその1つ前のBello(ベジョ)という町か。
急に雲行きが怪しくなる。
これはマズい。
降り出すのにもう30分も持たないだろう。
少し走ってみるがもう降る寸前まできているので、ここで賭けに出た。
真っすぐ続いているハイウェイから逸れて適当な脇道に入り、ホテルを探すことにする。
周りの人に聞いてみるが、もっと先に行かないと宿はないと言う。
負けた。
賭けに負けた。
そして雨が降る。
すぐそこにあった商店で雨宿りさせてもらうことにした。
まわりの人がこちらに興味を持ったようで、次々に話しかけてくる。
そのうち人がどんどん集まり、みんなで輪になって井戸端会議をすることになった。
カステラのような菓子パンやコーラをおごってくれる。
しばらく経っても雨は止まない。
だんだん暗くなり始め、ちょっと心配になってきた。
日が落ち始めたころ、今度はarros con lecheというミルク粥のような料理をどこかから買ってきてごちそうしてくれた。
シナモンとレーズンが入っていてとても甘い。
チーズが味をしめる役割を果たしている。
時刻は6時。
やっと雨があがったのでお礼を言ってから急いでそこを離れる。
別れ際にチョコレートスポンジのお菓子をくれた。
ゆかいで親切な人達だった。
外はすでに真っ暗。
そこで見えたのは、なんと電車!
↑駅が光輝いている
↑ホームに電車が到着します。ご注意ください
すごい!!日本みたい!
今まで電車が普通に街中を走っていることなんてなかった。
あるとしたら長距離の観光電車がたまにあるか、もしくは貨物列車くらいだった。
しかしここはMetroという名前で人を乗せ、ちゃんと運行しているのだ。
これには驚いた。
ベジョの町に入ったようで、看板が現れる。
ホテルを探し中心部らしい場所へ向かってみる。
そこは電飾で彩られた賑やかなところだった。
まぶしいくらいの飾り付けがしてありゆっくり楽しみたいところだが、今はこれに構っている暇はない。
早くホテルを探さなくては。
適当に入った安そうなホテルでも50000ペソ(2500円)もする。
こりゃダメだ。
なんて高いんだろう。
ここはもうすでに都会のど真ん中なのか。
しかも走っているときに荷台の荷物が崩れ、そのうえペダルが動かなくなってしまった。
一番後ろにくくりつけていたハンモックがギアのところに絡まってしまったようだ。
こんなときにこんなことになるなんて。
ハンモックがボロボロになってしまったこともショックだった。
乱暴に荷物を直し、急いで紐とギアをほどく。
諦めてガソリンスタンドか公園で野宿でもしようか考えて立ち寄ったガソリンスタンドでこういう話になった。
安宿はあるがそこは麻薬が出回っていてとても危険だ。
この先に35000ペソ(1750円)のホテルがあり、そこが安全でこのへんでは安いほうだ。
とガソリンスタンドのスタッフ達。
すると自動車修理をしているボロボロの服を身にまとった男がこちらへやってきて、こう言った。
私が車で安いホテルまで送っていってやる。
そのかわり運賃はもらおう。
すべて合わせた値段を聞くと、宿代が12000ペソ(600円)で送料が10000ペソ(500円)
合計22000ペソ。
うっ、あまり安くない。
しかし男は安い安いと言う。
この辺はそんなに物価が高いのか。
というか、さっきこの人宿代は8000ペソだと言っていたと思うのだが・・・
ここで考える。
無駄に多く金を払って安い宿に泊まるよりは、いっそ高いホテルに泊まったほうがいいのではないか。
そう思い、男の提案を断った。
男は不機嫌になってさっさと走り去ってしまった。
この男もちょっとうさんくさそうだったし、いい判断だったと思う。
その先へと進み、高そうなホテルへ。
プラダホテルという大層な名前のホテルだった。
値段は34000ペソ(1700円)。
高いがここは我慢しよう。
値段の通りと言うべきか値段の割にと言うべきか、中はかなりの広さを誇っていた。
それはそれは濡れたハンモックを干せるほどに。
やはりこちらにしてよかった、
と、いつも泊まっているところよりぐっと広くなった部屋でくつろぐ。
湯を沸かしてちょっと前に買っておいたスープを作り、もらったチョコのお菓子を食べた。
大変だったがなんとか無事に一日がすんでよかった。
この日から書くことがたくさんありすぎて困っている。
それくらい楽しいことと大変なことが色々起きたのだ。
長くなるけどあまり省かずに書いていきたいと思うので、投稿を2つに分けました。
連続で更新しますのでどうぞよろしくお願いします。
さて、Donなんとかという町のホテルから出る。
ホテルの出口で自転車が引っかかり動けなくなった。
早速つまづいた。
普段なら出て行くのを躊躇しそうになる自分を抑えるのに苦労するのだが、今回はそれとは違う意味で出発に苦労した。
少し雨がぱらついているのが気になるが、2泊するにはちょっと高い。
ということで、気にせずに走る。
小高い坂を数キロ登っていくと見晴らしのいい場所に出た。
↑崖ギリギリに家が建っている。怖くないのかな
おそらくBarbosaという町であろう。
ここまでは曇っていてそこまで景色がよく見えなかった。
しかしここから少し先へ行ったところに広く見渡せる景勝地があった。
そこからのパノラマビジョンがホントにもう素晴らしかったの一言。
谷間になっている町と道、山々がずっと見通せるのだ。
まさかあの奥に見える山を登るのではないだろうな、と不安になる。
先に道が続いているのが見えた。
ちょっとわくわくしてくる景色だ。
パラグライダーをしている人がいた。
楽しそうだけど怖そう。
一回グライダーやってみたいんですよね。
高所恐怖症だけど。
この景色!
写真じゃわかりにくいかもしれないけど、この広い光景を間近でみたらもう鳥肌が立ちますよ。
この圧倒的な世界といいますか、端から端まで広がる圧力が直に感じられるんです。
いやー本当にこっちに来てよかった。
太平洋側からブエナベントゥーラに渡らなくてよかった。
天気もみるみる良くなっていき、視界は最高潮。
馬がポツンと草を食んでいる。
おっかなくないの?
見ての通り、ここから一気に下りになる。
かなりスピードが出るのでブレーキは必須。
どんどん利かなくなっていくブレーキ。
ひぃぃ・・・!
一応メデジンで直してもらう予定なのだが、それでもブレーキが利かなくなる感覚というものは味わいたくない。
以前にも書いたと思うが、長いこと自転車に乗っていると自転車のコンディションが乗り手の気分に移ってしまうのだ。
だから自転車の調子が悪くなると、自分の調子まで狂ってしまう。
それにしても、下りの途中でもこの景色。
うおおおお!
しゅばらしい!!
坂を真ん中まで降りたあたりの光景がこちら。
あまり変わらないかな。
でもくっきり見えるようになってきたでしょ?
てっきり写真に見える町に行くのかと思いきや、左ではなく右手側の谷間を縫って進む模様。
あのくらいの大きさの町だったら滞在するのにちょうどいいのに、少し残念に思った。
大きすぎるところはどうも苦手だ。
坂の途中にあるホテル。
あーここに泊まってみたいなぁ。
しかしまだ12時過ぎだ。
もっと走らなくては。
そこから見えるレストランでランチ休憩。
こんなきれいな自然に囲まれながら食事ができるなんて。
魚のスープがうまい。
値段も3000ペソでそこまで高くない。
一息ついたらまた自転車を走らせなくては。
つづく
はい、もちろん一日で宿泊がすむはずもなく、ここサンタ・ロサ・デ・オソスにプラスもう2泊してしまいました。
いやだって雨が降りそうだったし。
寒空の下濡れながら走りたくないし。
だから2日目はホテルを変えてwi-fiの繋がるところに泊まることにしました。
3日目は早起きしすぎて寝不足になってしまって、それでもう一泊しようということに・・・
いやはや怠惰とはかくも恐ろしいものであるな。
さて、2日目に宿を変えたあと、町探索に出かけました。
遠くから見えていたこの尖った教会。
これが気になっていたんです。
行ってみると、こんなかんじ。
なんだかぎょうぎょうしいというか、すごそうな建物ですね。
中に入ると、
壁にはガラスが多く使われていて光が入り、思っていた以上にきれいでした。
かなり広いし、内装はシンプルながら「キリスト教徒ではないけどここなら毎週通ってもいいかも」と思わせる清らかさがありました。
そこから真っすぐ、五重塔みたいな柱が建っているのが見えたので行ってみます。
住宅地のなかを通ります。
こういう所を歩くのも、現地の人の暮らしが垣間みれて楽しいですね。
五重塔の正体は、こちらも教会だったようです。
扉が開いていなかったので残念ながら中を見ることはできませんでした。
しかし町を歩いているだけでも楽しい。
天気も良かったので明るい気分になります。
その後スーパーでお買い物。
ここ最近パンに塗るジャムを探していたのですが、どこにいっても見つかりませんでした。
それというのもこちら、
瓶ではなく
チューブに入っていたのです!
”ジャムは瓶”という思い込みがあったので、この形のジャムが目に入っていなかったのです。
しかしこれ、瓶よりも持ち運びやすいかも。
いい買い物をしました。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
サンタロサ4日目。
さすがにここを出なくてはと思い、11時ごろに出立。
パラパラ小雨は降っているが、これくらいならすぐに止むだろう。
上りが続くが、非情な角度の坂ではないので自転車を降りることはなかった。
途中のくだり道の途中、勢いのある小さな滝とキリスト教に関係する建物があった。
先客が何人かいた。
有名なところなのだろうか。
子ども達が川で水遊びをしている。
階段を上り神殿部分へ。
誰が管理しているのか、汚れは目立たなかった。
奥の滝が、修行僧が打たれるものを連想させる。
キリスト教が滝に打たれるのかは不明だが。
走っていると突然大雨が降ってきたためカフェに逃げ込む。
しばらく待つが雨は止まない。
スープやコーヒーを頼みながらしばらく待った。
結局2時間くらいそこに立ち往生してしまった。
待っている間、行商人からラテン音楽のジャンルであるレゲトンが入ったマイクロチップを買った。
値段交渉で30000ペソ(1500円)から15000ペソ(750円)にしてもらう。
レゲトンはいろんなところでよく耳にしていて、好きな曲も何曲かできていた。
後日これを聞いてみたところ、なんと3.5GBも入っていた。
曲数でいうとゆうに800曲は越えている。
これ全部聞くのに何ヶ月かかるんだろう。
もう遅くなってしまったので、その少し先のDonなんとかという町でホテルをとる。
23000ペソ(1150円)といつもより高かった。
しかし他のホテルはもっと高かったのでまあしょうがない。
それだけ大きな都市に近づいているということだろうか。
この日走った時間はたったの2時間。
距離にするとおそらく20km前後だ。
先行きが不安である。