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となりの国

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サンフアンデルリオへ2度目の参上

朝、岩山に手をかざしてパワーをもらい、ベルナル村から脱出。




とりあえずこれから南東サンフアンデルリオへ行って、それからルートを考えることにする。

道は平坦で走りやすく、いくつかの町を越え快適に進むことができた。



    ↑高架道の柱に描かれていた絵↓

    うますぎる


エセキエル・デ・モンテスという町の屋台でマンゴーのジュースを飲む。

今までのジュース屋では米でできたオルチャータやオレンジ、レモンなどを飲んできたが、マンゴーのジュースは初めてだ。

濃さも甘さもちょうどよくとてもおいしかった。

ここら辺のジュースは絞りたてが多くておいしい。

他の地域では水で薄めたものが多かった。

それはそれでおいしいのだが、やはり100%には敵わない。

ベルナルでも八百屋でオレンジジュースを頼んだが、目の前で10個以上のオレンジを絞り、たった10ペソで腹が膨れるほどの量をくれた。

メキシコは果物の物価が安いのだろうか。

スーパーで見たらそこそこの値段だった気がするが、どういう仕組みなのだろう。

町を抜けようとした矢先、車に軽くぶつかられる。

少し痛かった程度ですんだが、車のサイドミラーのほうはベキッと音を立てて曲がってしまった。

大丈夫だっただろうか。

それともあれってもともと曲がるものだったっけ?

次の町ではコンビニで寒天ゼリーのようなメキシコ特産のお菓子を買ってみた。

一口サイズでザラメがついた色とりどりのそれは、数種類の味がミックスされていて見た目おいしそうだった。

日本を自転車でまわっていた際、エネルギー補給と腹を持たせるためによく寒天ゼリーを買っていたのだ。

後で食べたのだが、まあまあおいしかった。

ほかの自転車集団ともすれ違った。

旅行ではなくスポーツとしてやっている人たちだ。

軽く手を振って挨拶。

ここは自転車ツーリングをする人が多いのだろうか。

とても走りやすい道だった。

4時ごろにはサンフアンデルリオに到着し、迷いながらセントロへ。

以前来たときにも迷いまくったのだが、ここはかなり道が複雑である。

中央の道路が滑らかにカーブしているせいで方向感覚がなくなるのが原因だろう。

地元近くにも迷いやすい町があるが、同じような構造だった。

前回と同じホテルに部屋をとった。

前は2階をあてがわれたが、今回は自転車を配慮してくれたようで1階にしてくれた。

次の日に出発するつもりだったが、具合が悪くなってしまったのと自転車のこぎすぎで膝も痛かったため数泊して休むことに。

おそらく風邪を引く一歩手前なのだろう。

ほとんど部屋で寝ていた。


   ↑そこらでよく売っている、日本語が書かれたおつまみ。
下には「ピーナッツ とっても日本風」と書かれている。ずっと気になっていたがついに買ってみた。味はまあ普通だ。




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パワースポットで幸運を取り戻せ ー ペニャデベルナル

 ケレタロにてガイドブックを見ていたところ、この近くにパワースポットがあるという情報を見つけた。
メキシコの滞在日数の終了も徐々にせまってきているためまっすぐ先に進む予定だったのだが、
出来心で寄り道することに急遽決定。

最近運気が落ちている気がするので、ここらでパワーをもらいにいこうという魂胆である。

たとえばこの日も・・・




ケレタロを出発して意気揚々と自転車をこぎ出す。
やっぱり自転車で走るのは楽しい。
ウキウキしながら水道橋の横を通り、高速道路へと向かう。

途中で業務用の文房具屋があったので立ち寄った。
というのも、自転車を盗まれた際、荷物を縛っていた紐の1つも盗られていたのだ。
アラスカの道端で拾ったものだったのでそれ自体に実質損害はないが、けっこう重宝していたものだった。
この店でその代わりを探そうと思ったのだった。

しかしどれもイマイチ。
しょうがないので細くて弱そうな紐状のものを購入し、さっそく自転車にくくり付けようと袋から取り出した。



・・・これ、普通の紐じゃなくて名札下げの輪っかのやつだった。

これじゃあ荷物をくくれない、ということで再度店に入り返金を頼んだ。
しかし言葉が通じない。
なんとか聞き取った情報によると、明日にならないと返金できないということである。

なぜだ!!!!


交換ならできるということでほっそいビニールテープが5束入ったものと交換した。
おそらくそっちのほうが安いのだが、おつりは渡せたないと言われた。
そのビニールテープで荷物を縛るが心もとない。

34ペソまるまる損してしまった。
それどころか、余計な荷物が増えたのでもっと酷いありさまだ。
34ペソ、約300円くらいそんなにケチケチすることないではないか、と思うかもしれないが、
それだけあれば夕食を食べられるし、出費が続いているこの状況で無駄に金を減らしたくない。

がっかりしてその店を後に。



とまあ、こんな感じでついてない毎日を送っていた。



しかし自転車で颯爽と走っているとストレスも多少和らぐ。
1週間ちかく自転車に乗れていなかったので、体が求めていたのかもしれない。
自転車中毒か。


道を間違えた先にスーパーがあり、そこに荷台紐が売ってたので即購入。
なんとか荷物の安定を図ることに成功した。



高速道路にのりそのまままっすぐ。
この道は数ヶ月前にも通ったので、

あ、ここ前に行ったところだ!
うわこれ懐かしい!!

と一人ではしゃいでしまった。

たまには来た道を戻るというのもいいものだ。


ハイになりながらパワースポットの村行きの分かれ道にぶつかった。
予想ではここから山になる。
気を引き締めて行かなくては。

と思っていたのだが、
たしかに上り坂があるにはあるが、グアダラハラ〜プエルトバジャルタ間のあの辛い道を経験した今となってはこの程度は楽なほうに感じる。




日が落ちてきたころ、何かが見えだした。

お?

おお!?



おおーーーー!!!


ということで到着。
ここはベルナルという村?町?で、
見えているのはペニャ・デ・ベルナルPeña de Bernalという世界第3位の大きさを持つ一枚岩だそう。
この岩山がパワースポットらしい。
UFOが来ることもあるほどのパワーがあるそうな。
登山やクライミングも可能みたいだが、登山道具を持ち合わせていないので遠くから眺めることに専念した。

落ちかけている日に照らされた岩山は光輝き、近くで見た時の大きさと迫力にはなにか説得力があった。


この町はもっと先にも続いているようだったが、先を急ぐため町の入り口付近で泊まり明日に備える。
街中もまわってみたかったが、まあしょうがない。
今回はあきらめることにした。





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乗り物再入手 〜ケレタロ2度目〜

前回の投稿でも名前が出ていたのですが、コリマから長距離バスでケレタロに戻ってきました。


なんでケレタロなのかというと、

前に来た時に良い品がそろっている自転車屋を見つけていたのと、

ここが結構気に入っていたからです。

 


バスターミナルで通訳をかってでてくれた男性がいまして、その人を通して何時に到着するか聞いてみたんですが、

ナインと言っていたので、夕方5時に走り出して夜9時に着くんだと思っていました。

バスに揺られること9時間。

そう、9時ではなく9時間ということだったのです!

しかも無料の飲み物とつまみを有料と勘違いして拒否してしまい、とっても後悔。
本当にへこんだ。

バス酔いで疲れ果てながら深夜2時にケレタロのバスターミナルに到着、

そのままタクシーでセントロへ行き、前に泊まった安いホステルで休みました。

ホステル開いててよかった。


次の日からはもう、

自転車を選んでカタログ見てアウトドアショップを探して馬が買える所を探して・・・

とやることがたくさん。


前々から 自転車が使えなくなったら次は馬を買いたい と思っていたので、馬が買えるところをホステルの人に聞いてみたところ「わからないので調べて明日報告します」というお返事が。

すばらしい。ありがたい。そしてなんだか申し訳ない。


で、次の日になって、「農場からあなたに何個か質問が来ました」と言われ少しあせる。
馬の知識と経験はどのくらいか とか、
どこまで連れて行くつもりなのか とか、

これ完全に売ってもらえないパターンですよね。

ちなみに乗馬経験は2回くらい。
しかも両方ともたずなを引いてもらっての経験です。
長年馬に乗ってみたいと思っていたのですが、なかなかチャンスに巡り会えずここまで来てしまったのです。

せっかく調べてもらったのですが遠回しに断りました。
ただ、もし買うならいい馬を安く譲ってもらうようにすると言ってくれてとても心強かったです。


そんなわけで移動手段はまたまた自転車となりました。


これが新しい相棒、その名も アルビレオ君。

安いのを探しました。
このアルビレオ、なんと自転車と荷台やらチューブやらすべて含めても、前の自転車一台の値段より安い。

その分タイヤの直径は小さくなり、太さもアップしたのでスピードが出ないらしいです。

良い点としては、このサイズの自転車は広く普及されており、南アメリカに行ってもどこでもパーツが手に入るということ。
前回の自転車では本当にどこ探しても売っていませんでしたからね。

まあ全体的にグレードダウンしたわけですが、無事に先へ進めそうでよかったよかった。



さて、さっきも言ったようにドミトリー式のホステルに泊まっているわけなんですが、
ここには色々な国から旅行者が集まります。

ドイツからの2人組の女子達やスコットランドからきた男子、もちろんメキシコの別のところから来たという人もいました。
こちらの英語の語彙とコミュニケーション能力が足りず、彼らとはほとんど話せませんでした。
わかったことは、イギリスのバスの揺れは酷いということくらい。

でも、メキシコのティファナから会社の面談にきたという若い女性とはたくさん話せ、こちらの英語の勉強にと「日本とメキシコの労働問題」という小難しいテーマで話につきあってくれました。

もとはといえば、
この日は何かのフェスティバルだったようで、夜にきれいな打ち上げ花火が上がっていたんですね。
それを窓から見ていて、その人にも教えてあげると「もっと上の階からならよく見えるんじゃない?」と提案され、2人で慌てて準備をしていたらその瞬間終わってしまったというのが会話のきっかけでした。

花火のことを教えるまでは、おれがシャワーを覗こうとしていたのだと思っていたそうで、そのことですごく笑っていました。


週末だったせいか、ほかにもたくさん人が入ってきていました。
ただ、日本人は全然いませんでしたね。
自転車屋にも、ここに日本人がくるのは珍しいって言われましたし。


なかなかいい街なんだけどな。


    ↑こんなのができていた。数ヶ月前はなかったのに時が経つのはうんぬん




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Mexicoケレタロの安食堂、自転車・アウトドアショップ紹介

今回はですね、なんとケレタロ訪問2回目!The Queretaro professionalのこのワタクシが、みなさまにケレタロでの安めの食堂と自転車屋、アウトドアショップなどをご紹介いたしたいしだいでございます。



まずはこちら、自転車屋情報から。


  クリックで拡大可能

右の四角い緑が中心部近くにある公園(Alameda Miguel Hidalgo)なんですが、
その左に付けた長丸の中に4つくらい自転車屋があります。

公園を中心に考えて全部左手側にポンポンポンっとあります。
奥側2つがなかなかいいものがそろっていますが、値段は高いです。
もしかしたらメキシコシティでもっと安くていいのが買えるかもしれません。



次に食事処を。
注※ 丸印が若干ズレているかもしれません。だいたいそのあたりということで。



この辺はレストランの料金が高いので、安いところを見つけるのに苦労するかと思います。

ちょうどど真ん中にある丸と上方に3つ並んでいる丸の左2つの所で、35〜40ペソほどのコミーダコリーダ(日替わりランチセット)が食べられます。
別の店でタコスやトルタを食べればもっと安くすみますが、食べ飽きたときは日によって内容が変わるコミーダコリーダがおいしく食べられるでしょう。

どこも5時〜6時くらいで閉まってしまうので注意!

3つ並んだ丸の一番右は、おすすめのクレープ屋です。(もう少し奥だったかも)
この○で挟まれた道路をずっと右へ行くと、水道橋を見下ろせる所に出ます。景色がなかなかいいです。

見にくいですが上にあるやじるしはインフォメーションセンター(turismo)です。地図がもらえるので行ってみるが吉。
入り口が少し見つけずらいかもしれません。

曜日によってはこの辺にお土産の屋台がたくさん並ぶので、そこも見所。



中心部から離れていますがここにアウトドアショップがあります。
plaza boulevares内 "Naturalexa"


広域図

地図を横にしました。
右の四角がさっきの公園で、ソカロ(広場)を通る大きい道路に沿ってひたすらまっすぐ進むとあります。
歩いて30分くらいでしょうか。

間違えやすいところとしては、
道路の右側を歩いていると、地図やや左上にあるカーブで別の道へ入ってしまいそうになることと、
店がホテルFiestamericanaの隣なんですが、バイパスにぶつかったところを右に曲がって少し行った所にあるというのが地図では確認しづらいです。

この店は商品の値段は高め。
ただbuffはかなり安く200ペソ(約1600円)で売っていました。
アメリカで買えば20~40ドルしていましたし、日本でも同じ位でだいたい2000~4500円くらい。


  ↑ buff(バフ)とはこんなの。輪っか状のバンダナのことです。

大学時代から愛用していたのですごく欲しくなりましたが、すでにアラスカで買ってしまったので我慢我慢。
日本から持ってきていたものは、この旅が始まって6日目で盗まれてしまいました。

あとは床の一部に石と葉っぱを敷き詰めてあったりと内装がフィールド風になっていておしゃれで、ボルダリング施設もありました。
そういうのが好きな人はちょっと覗くだけでも楽しいと思います。
まあ、小さい店なんですがね。




こんな感じでしょうか。
かなり大きい街なので、色々まわってみると良い店が発見できるかもしれませんね。



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