- 2024/11/22
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今のところ自転車でなんとかやりくりしつつ 踏ん張りながら だましだまし 時には励まし合い時には喧嘩もしながら一人で世界を旅行中です。よかったらpart2 現地情報ややってほしいこと、知りたいことなどありましたらコメントかメールにて受付中!
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まずは前回、カメラから取り出し忘れてupしていなかった写真を載せます。
↑浜辺をひっしに掘り続ける犬
↑波、高くないですかこれ
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
さて、海岸線を走りManzanillo(マンサニージョ)につきました。
近かったようであっさりと到着。
この街の中心部には
スターバックス
バーガーキング
Walmart(大型ショッピングセンター)とその敷地に並ぶナイトマーケット的な雰囲気の露店群
などなど、こう、なんていうんでしょう、田舎にはないものシリーズみたいなものが密集していました。
↑ポセイドンの銅像、かな
どこもホテルが高く、その中でも安そうなところに泊まったのですが、なんとプール付き!
そして部屋の中にはなぜかベッドが3つもついていました。
なんだか豪華。
な気がする。
↑右上のColimaに行く
道を間違えながら高速道路へ。
この高速道路、地図で見る限り砂州の上を通っています。
つまり海の上を走っているような景色が見えるということですよね、これは。
右を見ても左を見ても、海。
厳密にいえば左は海ではなくラグーンなんでしょうけど、
とにかくそんな夢のような情景の中を走れるなんて。
とても楽しみです。
しかし、現実はそう甘くはなかった。
Cuotaと書かれた高速道へ向かうと
ななんと!
自転車禁止マークがあるではありませんか!!
現地の人たちはいけるいける言ってたのに…
しょうがなく有料ではないLibreの道路を行くことになりました。
途中、歩き販売しているおっさんにだまされココジュースで40ペソも取られて走りながらずっと呪っていたりしながら、
マンサニージョと高速で時間をくったせいでしょう、思ったより進まず予定より手前の町で泊まることになりました。
150ペソでかなり良い部屋でした。
もう1泊したかったのだけど、滞在日数の関係で気持ちが焦り、次の日には出発。
自転車のペダル全体がガタガタ鳴り、不安を抱えながらのスタートとなりました。
立ちよった食堂で言葉が通じずイライラしましたが、粘ったおかげで安く食事をすますことができました。
その後はキツい道のりだったので、それに備えることができました。
Colima州の州都、コリマまで十数kmとなったとき、道端に果物屋を見つけカットフルーツを注文。
そこの家族がこちらを歓迎してくれ、フルーツ代を半額以下に、かつ水の補給もしてくれました。
本当にありがたい。
コリマの入り口あたりで近場のホテルを適当にとり、自転車でウロウロしながらコンビニで買い物をしていました。
そのとき、事件が起こったのです。
コンビニで買い物をすませ、外へでると自転車がありません。
そう、自転車を盗まれてしまったのです。
ずっと一緒だった愛車「エニグマ君」を。
近くにいた酔っぱらい集団に聞いても知らんと言われ、自転車があった場所に停まっていた車に聞いても、人はいたけどよく見てなかったという話でした。
酔っぱらいの一人が警察に電話してくれ事情を説明してくれたけど、ホテルに送り届けられただけで警察はそのままどこかへ行ってしまいました。
ホテルの従業員に話してみたところ、警察署へ行ったほうがいいとのアドバイスをゲット。
しかし言葉が通じないのでは、と思ったのですが、
日本人の友達が説明してくれる(?)
とかなんとか言っていたのでタクシーを呼んで行ってみました。
しかし日本人どころか誰もついてきてくれず、警察署の入り口でへらへらした人たちがニヤニヤしながらスペイン語でなにか聞いてきます。
こちらは何を言っているのかわからないので、とりあえず状況を説明しますがきちんと取り合ってもらえず、
はっきり言って無能どもです。
あとから英語がしゃべれる警察官の女性が来てくれ助けてくれたのですが、
どうやら自転車の情報が載っている紙が絶対必要とのこと。
持っていると思っていたそれは荷物の中になく、警察は役にたたないことが判明しました。
しかしその警察官アレハンドラさんは親身になって話を聞いてくれたので、それだけが救いでしょうか。
後日その街の安い食堂で、そこの家族、特におじさんが英語とスペイン語を駆使してこちらにやさしく話をしてくれたので、
ここコリマが悪い思い出のみで終わってしまうことは避けることができました。
で、これからどうするかというと
それはまた次回。
長い旅の休暇が終わり、自転車に荷物を載せてホテルを出る。
ホテルの従業員に話を聞くと、
ミチョアカン州とゲレーロ州は今は行かないほうがいい
Manzanillo(マンサニージョ)のAutopista(アウトピスタ ー 高速道路)からなら自転車でも比較的楽にグアダラハラに戻れる
という情報をもらい、とりあえず太平洋の海岸線に沿って南下する。
海岸沿いに走るからにはさぞかし平坦な道が続くのだろう、と思っていたのだが、
いきなりの難所、半島越えにぶち当たった。
プエルトバジャルタは入り江の一番内陸側に位置しているため、そこを出ると海ではなく両面山に面しているのだった。
ひーひー言いながら心臓破りともいえる坂を押し通し、その先にポツンとあった店で休憩。
そこのオーナーらしきフランス系の男性からも、
この先の州は危ないから絶対夜は出歩いちゃいけないよ!
と釘を刺された。
やはり危険なんだなぁ、
こういうところは行かないに限る。
グアダラハラからもう一度メキシコシティ方面へ戻り、反対側のカリブ海へ行くことにしよう。
脚がなまっていたのか筋肉痛になっていたので、次の町で2日泊まった。
↑おおきな屋台に駄菓子が並んでいる
↑ホテルの前から見える丘の上の十字架
地図とコンパスで確認しつつ進んでいると、バイクに乗った男性が目の前で止まった。
後ろの荷台に大きなバックパックを乗っけているところを見ると、おそらく旅行者なのだろう。
やあ、調子はどうだい
barra de Navidadに昨日泊まったけどすごく良いところだったよ
とアメリカ調の英語で教えてくれた。
かなりのハイテンションだった。
↑トマトランという名前の町に近づいた時の看板。ちゃんとトマトマークがついてる
そうそう、
メキシコで好きなジュースで「サングリア」というぶどうの炭酸飲料があるんだけど、それが2種類あることに気がついた。
~
senorialとcaseraという種類があり、caseraのほうが癖が少なく好きだ。
↑瓶タイプもある。caseraの瓶のラベルはだいたい色あせている
地図にも載っていない小さな町に着いた時、水を飲み過ぎたのか少し具合が悪くなった。
しょうがないから今日はここで休もうと思い、宿泊地を探す前に休んでいると、隣の店でチャリダー(自転車旅行者)らしき人物2人を見つけた。
どうやら自転車を直してもらっているらしい。
近づいてみると、向こうから話しかけてくれた。
彼らはアメリカ人で、数週間の間海岸線をずっと南へ辿ってきたらしい。
そのままメキシコ南部のChiapasへ行く計画のようだ。
チアパスというと、前にTalaという街でメキシコ全域地図をくれたおじさんが進めてくれたところだ。(1/12"雨のち山、時々ミカヅキ"の投稿より)
バイクの人よりは落ち着いた雰囲気で、
チャリダーはほとんどあったことがないからびっくりしたよ
この先は危険らしいけど、時間もないしそのまま行くしかないよね
そういえば小さな女の子が一人で自転車に乗って旅していたよ。見た?
今自転車を直してもらっているんだ。もうすぐ終わるよ。ほら、これ日本製のやつ
と、自転車の銘柄を見せてくれた。
次の日自転車がパンクしていたので、ホテルをチェックイン後修理していると、そこで働いている女性が水を持ってきてくれた。
小さな穴で探すのが大変だったのでとても助かった。
↑昼に食べた料理。名前は聞き取れなかった。なかに鶏肉が入っている
↑途中で見つけた大きいトカゲ。ここまで大きいのは初めて見た
夕方、「道路を右に逸れるとLa Fortunaという幸運になれそうな名前の村がある」と看板に書いてあるのを発見。
しかしそこへ向かうためにはガタガタ道を突っ切らなければならないようだ。
どうするか悩んでいると車に乗った中年男性が現れ、ビーチはどこかと聞いてきた。
わからないと答えると色々質問され、彼もBarra de Navidadがよかったと行ってきた。
よし! そんなにいいなら行こうではないか。
目的地がまたひとつ増えた。
この日はガタガタ道を越え、村で海を見てから眠りについた。
朝。
ドアのところにいた大きなゴキブリに見送られて出発。
この日は快調に進むことができたが、それでも疲れ果ててもう動きたくないところまできた。
またまた2人組のチャリダーとすれ違ったが、相手はスペイン語を話していたために会話は成り立たなかった。
どうやらこの道はチャリダーが多いようだ。
こんなに長期旅行者と道端で会えたのは初めてのことだった。
もう少し先の小さな村、Aguacalienteにて、道路沿いの店のところにキャンプをしてもいいという許可をもらい、椅子に休ませてもらう。
もう現金がほとんどなく、近くのピザ屋へ行ったがちょっと予算が足りないから別の場所はないか聞いてみるとスクーターで小さな食堂へ連れて行ってくれた。
そこで料理を頼み、その店の人たちとカタコトの会話を楽しんだあと、キャンプを許可してくれた店の主人がわざわざ車で向かいにきてくれた。
なんていいところなんだと思いながらテントを設置。
しかし目の前は道路が走っている。
大丈夫だろうか。
暑かったので外へ出ると変なゲイに絡まれ、金はあるかとか欲しくはないかとかとてもしつこく付きまとわれ、しかもこちらのパンツの色を聞かれたりして気持ち悪いし本当に迷惑だった。
なんだか興味のない男性に迫られる女性の気持ちが少しわかったような気がした。
本当に嫌だった。
いいところだと思っていたがやはりメキシコは治安が悪いことには変わりないのだ。
次の日にはきっと噂のBarra de Navidadに着けるだろう。
この日はさっさと寝てしまおう。